アドナインスとナインスってどう違うの?

「ナインス」は「9」がつくコードです。今回はナインスの種類を考えてみましょう。

ナインスは9番目の音

「ナインス」は9thと書きます。主音から9番目の音という意味です。
8番目がオクターブ上だから、その次の音なのですが、これって結局、2番目の音と同じなんですよね(もちろん見た目にオクターブ違いますが)。

複雑なコードが出てきた時、その数字が何の音なのかが瞬間的にピンッとわかると、すぐにコードを押さえることができます。なので、9thは2ndなのだと覚えておくといいですよ。

アドナインスというコード

9thが名前になってるコードには、大きく2つあります。
まずはアドナインスadd9と書くコードなんですが、これは名前の通り、9thを加えるという意味です。

Cコードのアドナインスだったら、9番目=2番目の音である「レ」を加えてCadd9になります。

見た目に難しそうですが、そうでもないんです。普通はCコードのドの隣のレを加えて「ドレミソ」と弾くことが多いです。ドミソの響きに少し緊張感が加わるというか、バラードの弾き語りなんかにアルペジオで弾くのが似合います。

ナインスコードは7thありきのコード

もうひとつの種類は、7thコードをもとにした以下のようなナインスコードです。

楽譜によって表記が違うこともありますが、こんなふうに7thが必ず伴うナインスコードなのです。例えば、

 C9を正しく書くと・・・ C7(9) 
 Cm9は・・・ Cm7(9)
 CM9は・・・ CM7(9)

これらのコードは、実際にはルート(根音)は省略して、上の4音を弾くことが多いです。

9thが含まれるコードはポピュラーでは結構よく使われます。
コードネームを見てすぐに9thの音がひらめくように、普段から練習するといいですよ。

この記事は2017年頃のブログを再編集したものです

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