キーボーディストが絶対覚えたいG7コード

コードを勉強するときに絶対にはずせないのがドミナントセブンス(V7)です。ハ長調ではG7(ソシレファ)というコードを指します。コード進行の中でも重要な意味をもつものなので使い方を覚えましょう。

V7コードの大事な2つの音

音階の5番目にできるセブンスコードは機能的には「ドミナント」と呼ばれ、記号で「V7」と表記されます。クラシカルな言い方だと「属七の和音」のことです。

ドミナントのV7コードは「不安定な和音」というように、楽典の本を見るとたいていそう書いてありますよね。不安定なので、安定するトニックの和音(I)に向かって進行するのだと。

不安定とか安定とか、どういうこと?

それを楽譜に書いてみると、こんな感じになります。

G7の中の7thファはミに進んで安定したがる性格があります。
また、3rdシはドに進んで安定したがります。
音楽を習ってきた人なら、この感覚は自然と身に付いているのではないでしょうか。

なお、このG7コードのシ(3rd)とファ(7th)のことを「トライトーン」と言います。
トライトーンはV7の特徴となる大事な音なのです。

ドミナントモーションの練習

さきほどの譜例のようなV7→I という進行を、「ドミナントモーション」と言います。コードの終止形の最も基本的なものです。この動きを覚えるための練習をしてみましょう。

半音ずつ上げながら全部の調で弾くとすごく効果的ですよ! 音符よりも、コードネームのほうを意識して練習しましょう。

練習用の楽譜は ここをクリックすると見れます。2ページあります。よろしかったらプリントしてお使いください。

練習用楽譜の音源です→

練習用楽譜の音源です

V7の大事な2つの音はどれか覚えましたか? V7ーI のコード練習は、これからも日課のように続けてみてくださいね。

この記事は2017年頃のブログを再編集したものです

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