今日はマイナーコードのほうにも話を進めましょう。
コードはたくさんあります。全部を暗記するなんて私には無理。
でも基本の基本をしっかり覚えれば、あとは応用でできるようになりますよ。
2つのコードの違いはどこ?
たくさんあるコードの中でも、一番大事な、土台となる三和音のコードがこの2つ。
メジャーコードとマイナーコード。
昨日はC(メジャー)コードを弾きましたね。では、ついでにCマイナーというコードに発展させましょう。
Cコード
Cmコード
Cコード
Cmコード
CとCm、この2つを比較してみましょう。
ドとソは共通・・・ルートと5thは共通
ミがミ♭になる・・・3rdが違う
つまり3rdがマイナーの特徴だね
メジャーの真ん中の音を半音下げるとマイナーになる、ということなんです。たったこれだけの違いです。
ピアノの白鍵だけでできるコードには、
メジャーコードは C F G
マイナーコードは Dm Em Am があります。
マイナーコードを作ってみよう
では、次のメジャーコードをヒントにマイナーコードをつくってください。
なにはともあれ、実際に弾いてみましょう
やり方は、Fを押さえたら、次にFmに変化させます。
FからFm
FからFm
メジャーコードの真ん中の音を半音下げるんでしたね。中指を左隣りに移動してみてください。
どんな音になるのかもよく聞いてね。
これができたら、GからGmも同じように練習しましょう
GからGm
GからGm
マイナーからメジャーに
今度はその逆の問題です。マイナーコードをメジャーコードに変えてみましょう。
どうすればいい?
マイナーコードの真ん中の音を半音上げるのです。中指を右隣りに移動しましょう。
やってみよう!指で覚えましょう!
DmからD
DmからD
EmからE
EmからE
AmからA
AmからA
わぁ、すごい! ここまでで覚えたコードの数は、12個です。
今日はいっきに進みましたね。
補足:長三和音と短三和音
ちょっと楽典的な難しい話を補足します。
メジャーコードとマイナーコードの構成は逆になっています。
メジャーコードの音程は、ルートから3rdが長3度:3rdから5thが短3度です。
この構造をもつコードを長三和音と言います。
マイナーコードの音程は、ルートから3rdが短3度:3rdから5thが長3度です。
こちらは短三和音と言います。
ひとつのコードを覚えたら、そこからちょっと発展させて別のコードも覚えちゃう。
もし忘れてしまっても、また元に戻って、もう一回覚えて・・・
そんなことの積み重ねです。
この記事は2017年頃のブログを再編集したものです